6月 9 中央競馬G1レースの整備の一環
2006年、古馬牝馬の中央競馬G1レースの整備の一環として創設されたヴィクトリアマイル。
中央競馬のG1の中でも最も新しいG1でもあり東京競馬場の芝マイルコース1600mを使用して行われます。
このヴィクトリアマイルが新設されるまでは、古馬牝馬に限れば、11月のエリザベス女王杯しかなく、有力な牝馬は止むを得ず、牡馬との混合戦であるG1レースを目標にせざるを得ませんでした。
ヴィクトリアマイルが新設された事により、古馬の牝馬の春の目標となる競争が出来、更にはエリザベス女王杯と対なる「春の古馬女王決定戦」として位置づけがされました。
開設当初はG1レースの中でもやや、格を低く見られがちでしたが、5回の開催でダンスインザムード、ウオッカ、ブエナビスタ等の牡馬とも互角以上に渡り合った牝馬の出走により、春のG1戦線の中でもレベル、注目とともにかなり高いレースとなっています。
これは、エリザベス女王杯と比べて、周辺に目標とすべき大きいレースがない事が、有力牝馬の実力を発揮できる場として、このレースを目標としている事を表していると言えます。
そして、有力牝馬は天皇賞・秋やマイルチャンピオンシップなどのレースにも向かう事も多いため、エリザベス女王杯では逆にレベルが下がる傾向にあるともいえます。
スタミナとスピード力が要求される独特の東京マイルコースでは、名牝と呼ばれる人気の牝馬にその他の人気薄の牝馬が絡む事も多く、決して本命が勝つとは言い切れない波乱含みのレース展開になることもあり、それがこのヴィクトリアマイルの面白さとも言えるでしょう。